CYBATHLON ー 人を動かし、技術を進める

January 2016 - ON-GOING

CYBATHLON ー 人を動かし、技術を進める

サイバスロンは、障がい者と先端技術の開発者が
協力して日常生活に必要な動作に挑む、
国際競技大会を軸にした、ユニークな取り組み
です。

For information in English please visit www.cybathlon.com

 

 

 

国際競技大会サイバスロン2020

サイバスロン (CYBATHLON)は、ロボット工学などの先端技術を応用した義肢などを用いて障がい者が日常生活に必要な動作に挑む、国際競技大会を軸にしたスイス発の取り組みです。2016年に第1回大会がスイスのチューリヒで開催され、大きな注目を集めました。

第2回大会となるサイバスロン2020に先駆けて、2019年には世界各地で1種目の大会がリハーサル的に実施され、日本では川崎市を会場に、電動車いすの大会が行われました。出場チームは、大学の研究者を中心とする日本の5チームに加えて、スイスやロシア、香港など国外からも集まりました。

サイバスロン2020は、5月に再びチューリヒで開催予定でしたが、新型コロナウィルス感染症拡大を受けて、11月13日(金)・14日(土)にオンラインで世界をつないで開催されることになりました。それぞれの拠点にコースを設けて競う各チームから送られてくる映像をひとつの番組として編集し、皆様にお届けします。日本からはサイバスロン車いすシリーズに出場した5チームのうち4チームと、新たに参加する東大発ベンチャーの義足チームが出場します。詳しくは下記をご覧ください!

 

サイバスロンとは?

例えば、電動義手で洗濯物を干す。電動車いすで階段を昇り降りする。 サイバスロンは、アシスト技術を使うことによって、障がいを持つ人の 日常生活は、より快適になり得るという想いを出発点としています。

競技大会だけでなく

初めて開催された2016年のサイバスロンでは、会場となったスイス・アリーナが大歓声に包まれました。それだけに競技大会に注目が集まりがちですが、それだけがサイバスロンではありません。

 1)  キーワードは「日常生活」。競技の課題も、日々の生活に必要な動作ばかりです。

 2) さらに使いやすい技術を開発するために、技術者と、(技術を操縦する方という意味で)パイロットとお呼びする障がいのある人たちが共同で開発にあたります。

 3) そして大会を通じて、技術や障がいに接点のない方々にも、興味を持ってもらうことを目指します。そのうえで、障がいのある人たちにとっての日常生活における平等や、社会参画について対話を促します。

2016年10月にスイスのチューリヒで開催された初めての大会では、世界25カ国から参集した66人のパイロットと技術者のチーム、総勢400が参加。来場者4600を動員し、数多くのメディアで取り上げられました

Cybathlon Wheelchair Series Japan 2019

 

競技種目は脳コンピュータインターフェース(BCI)、機能的電気刺激(FES)自転車、パワード義手、パワード義足、パワード外骨格(エクソスケルトン)、そしてパワード車いすの6つ。

Cybathlon categories

2016年の第一回大会では、日本からは3チームが4種目に出場し、和歌山大学のチームRT-Moversは電動車いす部門で4位入賞を果たしました。競技以外にも、来場者が出場者と話したりデモ体験できる場が設けられ、シンポジウムや学生との交流会も行われました。

 
 

そして2020年11月。。。

 

サイバスロン2020グローバル大会は、初めてオンラインで開催されます。出場チームがそれぞれの拠点にコースを設けて競います。新型コロナウィルスの感染急拡大に伴い、辞退するチームも出たものの、全体で21か国から55チームが参加します。

日本からはパワード車いすとパワード義足に種目に計5チーム出場します。東京会場(日本科学末来館)から参戦するのは4チーム、うち3チームはパワード車いすレース(千葉工業大学のC.I.Tと慶應義塾大学理工学部の Fortississimo と大阪電気通信大学の OECU &R-Techs )、1チームはパワード義足レース(東京大学のスタートアップ BionicM )に出場します。ほかに和歌山大学( RT-Movers )からも、車いすのチームが和歌山大学にコースを設営して出場します。

東京会場(日本科学末来館)では4チームのレース、練習風景やデモをご覧いただけます!
詳細と見学の登録は下記のリンクから!

https://stofficetokyo.ch/registration_cybathlon_2020_tokyo

cyba

 

オンライン配信

大会の配信日はBCI、義手、FESレースが11月13日(金)、車いす、義足、エクソスケルトン(外骨格)レース が11月14日(土)。

日本チームが登場するのは、14日(土)の21時~22時(車いすレース)と22時から23時(義足レース)(いずれも日本時間)です!ぜひ、下記のリンクからご覧ください!

www.cybathlon.com

・大会の配信日時(日本時間)  *新型コロナ感染症の急拡大に伴い、予定が変更になっています。

スイス 日本 種目
配信日 時間 配信日 時間  
11/13 16:00-17:00 11/14  0:00- 1:00 BCI
  17:00-18:00    1:00- 2:00 義手
  18:00-19:00    2:00- 3:00 FES
  19:00-20:00    3:00- 4:00 ストーリー1
11/14 13:00-14:00   21:00-22:00 車いす
  14:00-15:00   22:00-23:00 義足
  15:00-16:00   23:00-24:00 外骨格
  16:00-17:00 11/15   0:00- 1:00 ストーリー2

 

日本から出場するチームの紹介動画を11月13日午後17時にユーチューブで配信!

 

さらに11月14日に東京会場(日本科学末来館)で行われるデモも16時にユーチューブで配信!

 

また11月15日(日)の14時には、出場者などが登壇するサイバスロンとパラスポーツについてのトークイベントも開催されオンライン配信が行われています。
詳しくは日本科学未来館のホームページで!

 

 

最新情報はフェイスブックで!

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サイバスロンは、ETH Zurichのプロジェクト(非営利)として運営されています。

国際競技大会サイバスロン東京会場のプラチナムパートナー

SCCIJt

在日スイス商工会議所